新しい出逢いと舞踊創造の場を求めて [集団・日本舞踊21] 設立趣意書 |
わたくしたちは、二十一世紀の日本舞踊の在り方を考え、つねに同時代に生きる人々と の新しい出逢いと舞踊芸術の創造の場を求めて、ここに [集団・日本舞踊21]を設立し、 活動を発足させることとなりました。 すぐれた先人たちから受け継いだ日本独自の文化=日本舞踊を、現代に生かし次世代に 手渡していく仕事は、わたくしたちに共通する課題であり、生きがいでもあります。 [集団・日本舞踊21] の会員は、すでに、それぞれの理性と感性を鍛え、日本舞踊に於 ける伝統と創造の課題に挑戦し、変動する時代のなかで、ささやかながら舞踊芸術の一翼 を担ってきました。 しかし現状の日本舞踊界は、とかく伝統芸能の一部門、邦楽・邦舞という狭い枠のなか での認知にとどまり、より広がりのある舞踊芸術全体の分野に、「日本舞踊」をきちんと 位置づける社会的認識にはいたっていないのが現状です。もとより舞踊が本来的にもって いる可能性を、わたくしたち舞踊家が未だ十分に開拓しえていない反省も含めて、わたく したちは閉鎖的な現状を改め、同時代を生きるより大勢の人々に「日本舞踊」を通して出 逢い、舞踊の感動を分かちあえる場を創っていきたいと願うのです。 日本の長い歴史のなかで育まれ磨かれてきた伝統文化を踏まえ、しかも今日的立場で、 現代人の心の糧となる舞踊創作を積み重ねていきたい。この共同の認識と連帯感をもって、 わたくしたち [集団・日本舞踊21] は、二十一世紀に向けて幅広い活動を展開していきた いと考えています。 なお、(社)日本舞踊協会の例年行事にも参加し、さらに小回りが利き、多様な活動ができ る集団として機能できるよう、会員相互のコミュニケーションと共同作業コラボレーションを大 切にしていきます。 |
| 一、日本舞踊の実演家集団として、つねに時代に即した意欲的な舞踊活動を行う。 |
| 一、各流派の舞踊家、個々の活動を尊重支援し、互いに助け合える集団を目指す。 同時に各自の学習と研鑚をすすめ、意見・情報交換の場ともする。 |
| 一、各地域の自治体や企業の創造施設に向けて、より質の高い日本舞踊を供給するため 独自の 「プロデュース公演」機能を整える。 さらに海外公演に向けて日本舞踊の発信基 地となる体制作りを行う。ともに各流派を超えて実力者の知恵を結集する。 |
| 一、日本舞踊がもつ文化の魅力と感動の衆知普及のため継続的な活動を行う。小・中・ 高・大学および一般観客を対象に質の高いワークショップを展開する。 |
以上の骨子を柱として、わたくしたちの当面の活動目標としたいと考えています。 1996年1月 |
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